国語辞典を読む?眺めるの好きだった高校時代
6月の和名の中に「風待月」を見つけた時にあまりに素敵な言葉で感動した
そのころの自分の心持ちがそのような状況だったのかもしれなかった
待っていれば、大きな風が吹いて、この現状が変わるのかも知れないと、、
風待月、風が吹くのを待つように、あの時代は待つことが普通だ
手紙の返事を待つ、電話を待つ、
待ち合せだって携帯電話のない時代はひたすら待つことすらあった
待つ時間が自分自身と向き合う時でそれはそれで貴重な時間だったように思う
風を吹くのを待ちながら過ごした若かりし頃
確かにいくつかの風が吹いた
そして、その風に耐えられず、風のない場所に避難した私
風待月
6月のなると思いだし、風を待っていたあの頃をなつかしむ
そして、日本語の美しさを改めて思う
