京都大学総長の山極壽一先生。
お会いしたことはないけど、農学の世界では有名な方です。
ゴリラ研究の第一人者。通称「ゴリラ先生」
先生方曰く、ご本人も身体が大きくゴリラを思わせる雰囲気だと、、、(^^)
そんな山極先生の講演録を読んだ。
情報通信技術の発達によって人間は資格と聴覚によって世界を広げ、脳でつながりあうことを
覚えた。でもこの地球に生まれた生命として「身体のつながり」が大切だということを言っています。
「社会のいろんな集団規模に合ったコミュニケーションがあります。たとえば10~15人はゴリラの平均集団サイズですが、これはラグビーやサッカーといったスポーツの集団規模と同じです。この集団は言葉ではなく身体の同調が接着剤になって、まるでひとつの生き物のように動けます。
30~50人は人間の脳が大きくなり始めたころの集団サイズです。これは教室のクラスの人数で、一人の教師が統括してまとまれる数です。宗教の布教集団や軍隊の中隊もこの数ですね。
100~150人は狩猟採集民の平均的な集団サイズです。これは無条件に信頼できる人の数なんです。過去に一緒に飯を食ったとか、苦労を共にした経験、そういう身体の記憶でつなぎ合わされている人。それは一度も会ったことがないのに言葉だけ、あるいはインターネットだけで会話をした間柄では絶対にできない、そういうものなんですね。」
今はSNSで簡単に多くの人たちとつながることが出来る。
私も仕事でメールだけでつながっている人が何十人いるだろう。
対面して相手の感じていることを読み、会話し一緒に仕事や遊ぶことが大切なのだと
あ~ゴリラ先生に会いたい!
講演をお願いするシンポジウムを開催したい!
さて、どうしよう、、、。
