梅の実が出回ってきた。
梅干し、梅酒、梅シロッブは買うものではなく、母から送られてくるものだと思っていたが、、母にいつまで甘えているんだ!と心を入れ替えた。(笑)
梅の実は、スーパーや八百屋さんの店頭で簡単に買えるものだし、
田舎じゃ、自分の家で収穫するものだし、、本当に身近すぎて、、、。
この梅の実、、、これも研究者の努力によって支えられている。
プラムポックスウイルス(plum pox virus, PPV)は、世界的に最も重要な果樹ウイルスのひとつとして、約100年にわたり欧州の核果類(ウメ、モモ、スモモ、アンズ、プルーン、オウトウなど)生産に甚大な被害を与えてきたという。
現に東京都青梅市では市内全域で3万6千本を超える梅の木が伐採された。
やっと、昨年から一部の地域での梅の再植栽が可能になった。
日本へのPPVの侵入を初めて発見し、診断キットを開発・実用化した研究室の先生の講演を聞く機会に恵まれた。
日本にはなかったウイルスだから、発見、研究は大変だったと思う。
さらに、分子疫学的解析手法を開発し、プラムポックスウイルスの国内外の伝播経路を初めて解明し、感染拡大の阻止になったという。
なにげなくある日常の食べ物(作物)は、多くの方々の努力のたまものなのだ!
作る人が居て、病害から守る人がいる。
梅干しがなくなるなんで考えられないですよね。
母から送られてきた梅、、大事にしなくっては、、、
でも、梅干しを美味しく漬ける能力はまだない、、、