母がしばらくこちらに滞在している。
息子が「ばーちゃんの作ったお稲荷さんが食べたいのだけど」とお願いしていた。
確かに母のお稲荷さんは絶品!
お盆だ、お彼岸だと言っては100個以上作っていたなぁぁ、、。
最大のコツは、「油揚げ」にあるらしい。
そうだよね、近所のお豆腐屋さんの油揚げは肉厚でふわふわだった。だから味がしみて美味しかった。
(でも、そのお豆腐屋さんはずいぶん前に廃業して、おばちゃんも先日亡くなったが。)
孫の要望の為に、商店街のお豆腐屋さんを巡り、スーパーの油揚げコーナーを巡り、どうにか母の目にかなった油揚げを入手。
もう一つのコツは、これでもか!と、油抜きをすることだと。
出来上がったお稲荷さんは、母としてはいまいちだったらしいが、息子は「美味しい」と食らっていた。
息子が「この味だけは覚えてね。ばーちゃんにきちんと教えてもらっておいて」と。
でも、息子よ、一緒に作ったが、「砂糖はこれくらいね。お酒もこれくらい、お醤油も、、」
結局目分量だよぉ。(笑)
私にとっておふくろの味にはお稲荷さんが入っているけれど、、、
いつか息子も「おふくろの味はいなり寿司」となるのか?
いや、、、どう考えたって、「ばーちゃんの味はいなり寿司」になるでしょ、、、。
息子に「おふくろの味は?」と聞くのが怖い。
